説明
成虫の開翅長は75 – 90mm。翅の模様は黒を基調に金属光沢を帯びた緑の縦帯が入り、後翅にはこれに加えて同様に輝く青斑や、見る方向により赤から紫まで虹の如く色調が微妙に変化する紅斑が入る。これらは表裏両面で基本的に変わらないが、裏面の方が金属光沢を帯びた色彩を呈する面積が若干広い。こういった部分には色素がなく、光沢や輝きは本種のリボン状の鱗粉に彫られた微小な溝に屈折した光が干渉しておきる構造色である。
この特性は本属と南米産の Urania 属に共通する。
マダガスカル人は現地語で本種を Adriandolo 又は Lolonandriana と呼ぶ。前者は「高貴なるチョウ」、後者は「高邁なる精神」を意味する。

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